2016年5月11日に、第一子が誕生しましたので、ブログでご報告させて頂きます。
予定日を1週間超えて、促進剤も補助的に使っての立ち合い出産、およびソフロロジー出産でした。これから出産を控えている妊婦さんに向けて参考になれば幸いです。
予定日超過
予定日を超えた40週1日の検診では子宮口は開いておらず赤ちゃんもあまり下がっておらずでした。またおしるしも無く。ないないづくしな状態。
予定日を超えてみて分かったことですが、そのストレスはものすごい大きくて、自分では解決できないし対処もできない、ただひたすら待つだけって本当に辛かったです。
「予定日超える人なんていくらでもいるよ、赤ちゃんお腹が気持ちいいんだね」なんて言葉は気休めでしかありません。
でも、先生から1週間後産まれていなかったら朝から入院して促進剤を打ちましょうとのお話があり、入院が決まって産まれる目途が立ちほっと一息でした。
あとね・・・以下、旦那が言ってくれた名言なんだけど、気持ちが和らいでイライラしていた気持ちもすっかりなくなったので、もし予定日超えた方がいたら読んでみてください。
僕らの赤ちゃんはのんびりさんなんだよ、ちょっとお腹の中で準備に時間がかかっているから暖かく見守ってやろうね
私は上記の一言で、準備に時間がかかっているお腹の赤ちゃんのことを愛おしく思えました。
ほんと、この人と結婚してよかった。
予定日超過して41週でようやく陣痛が
予定日が超過してからダラダラ過ごしていましたが、旦那のスパルタウォーキングにより陣痛がやってきました(笑)
5月10日:旦那と大雨の中ウォーキング
予定日を超えてしまい、毎日やっていたヨガやピラティスをしなくなってしまいました。(笑)つまり開き直ったってわけです、はい。
そんな私を見てか?スパルタな面がある旦那は大雨の中ウォーキングをしようと言い出しました。目的地は7キロ先の焼肉屋です。そして2時間ほど歩き機嫌が悪くなった私。引き返すことに。
旦那は帰る途中も私の気分を盛り上げようと話しかけたりしてくれていましたが、私は無視。今思えば可哀想なことしたかな。ごめんね。
5月11日:深夜1時ごろ~前駆陣痛が始まる
大雨の中歩いたのに眠れなくて夜更かししていたところ、旦那が寝た1時ごろに前駆陣痛が始まりました。
痛みの感覚は、10分前後だったり4分間隔になったり、でもまた15分間隔になったり。
産院から10分間隔になったら来てくださいと言われていたので、「今日も偽陣痛かな~」と思っていたら、お腹の張りだけだったのに、息が少しあがる痛みも伴うようになりました。
あ、これはヤバイ。本能的にそう思った私は朝の6時に産院へ行くことにしました。
旦那は仕事だったので寝てもらっておいて、私だけタクシーで。
それなのに・・・。
病院に到着すると、ずっと続いていた陣痛が止まってしまいました。しかも子宮口も0.5センチしか開いてないとのこと。
「どうして?」とものすごくショックで、また家に帰されるのかな・・と思っていたら、予定日を1週間超えているし、明日入院予定だしこのまま入院しますか?と言われたので、迷いなく入院させてもらうことにしました。
10時ごろ~陣痛再開とNSTに反応しない痛み
10時ごろ旦那が荷物を持って到着。仕事も休んでくれて旦那とおしゃべりしていると陣痛が再開。リラックスできたことが良かったのかなあ~。
助産師さんに「痛いんですけど」と伝えたのですが、NSTに反応していなくて様子見されてしまいました。なぜにNSTに反応しないのか。
あとでわかったことですが、私の痛み方が特殊で、お腹は張らずにケツの穴がぎゅいーんと痛む陣痛だったんです。だからNSTに反応しなかったみたい。
痛い痛いと何度も言っていると、「じゃあ子宮口見てみようか」と言われたので、処置室へ。
12時ごろ~子宮口3センチ
処置室で子宮口が開いているか確認してもらったところ、病院に来た6時間前は子宮口が0.5センチしか開いていなかったのに、急に3センチ開いていました。
その後痛みはどんどん酷くなり子宮口が4センチになったところで、LDRへ移動することになりました。
ここで促進剤も利用することに。必要なかったかもしれないけど、予定日も超えていたし寝不足も続いていたので体力が持たないので促進剤使ってもらいました。
LDRへ移動してから出産まで
LDRへ移動してから出産までをダラダラ書きます。興味のある方はお付き合いください。
13時ごろ~LDRへ
さて、私が出産する病院は『ソフロロジー出産』を推奨しており、LDRでは癒しの音楽が流れ続けています。
妊娠7か月ごろに、イメージトレーニング用のCDを頂いたので定期的に聞いていた私。呼吸法の練習をしたり、出産は怖くない、赤ちゃんも頑張るんだから応援してあげなきゃ、そういう気持ちで挑めるよう心構えをしてきました。
ソフロロジー出産講習にも行っていたので、最初はリラックスして痛みを受け入れられていたと思います。
※ソフロロジーについてご存じない方は、以下の本を読んで出産に挑むと良いと思います。
子宮口6センチくらいまでは落ち着いていて、痛みが始まると長い呼吸を心がけ、痛みが収まると助産師さんと旦那とのなれそめを話したり恋愛トークで盛り上がったり同棲について語り合ったりしていました。
ソフロロジーのおかげで呼吸は完璧だったと思います。
旦那は側でNSTのグラフに必死(笑)赤ちゃんの心拍を見て「赤ちゃんは元気だよ~」と言ってくれたり、私の陣痛の波を確実にキャッチして「ハイ来るよ~」と掛け声、そしてお尻をぐいーんと押してくれる。
ずっとお喋りに付き合ってくれた助産師さんと、的確な旦那のお陰で、6時間後の18時ごろ、ようやく子宮口7センチくらいまでになっていました。
そのころはまだ余裕があって、旦那にもタバコ行ってきていいよ~とか、私の夕食食べていいよ~とか言っており、『呼吸さえちゃんとすれば、こんなん楽勝やん』とまで思っていました。
が・・・地獄の始まりはここからだったのです。
終始和やかだったLDRは一変。私の絶叫が始まります。
旦那は私の腰を押し続けた結果、手が震えだします。
助産師が夜勤の方に変更になり、妊娠初期から担当してくれていた医師が夜勤と交代でいなくなりパニックになる私。
19時ごろ~頭がおかしくなるほど痛み。マジで死ぬと思った
ここで、助産師さんが夜勤の方に変更となり、小柄で超美人で目くりくりの北野さんという方がやってきました。
わたし、『美人すぎだろ!いい給料もらってるから整形じゃねーのか!』と無駄なことに頭を使い、『こんな美人がほんまに取り上げてくれるんか!綺麗すぎるだろ~!大丈夫なのか』と思い不安で少々パニック。
失礼極まりない話です。
(なお北野さんには入院中も散々世話になり、そして一生忘れられない方となったのです)
その話はさておき、痛みはもう悶絶するほどに変化していました。
呼吸法でなんとかなるわけではない。ソフロロジーなんてくそくらえです。
美人北野氏は、『促進剤の量増やしますね~』としれっと言いやがり、旦那と私の二人っきりにする始末。
私は旦那に「ナースコールおして!」(押せ!って命令したかも?)と言い、戻ってきた北野氏に「無痛分娩にしてください」と懇願。
彼女は、無表情でダメだと言う。
私心からの絶望
その後、「帝王切開にしてください!」と言い北野氏に懇願
彼女は、無表情でダメだと言う。
私心からの絶望
そして、促進剤の量減らしてください!と懇願
彼女は、無表情でダメだと言う。このまま辞めて明日また1からやり直しますか?と言われる
私悶絶しながら絶望
そこで、もう産むしかないと思ったのです。
旦那が居ても関係なく、パンツは脱いだまま。お腹に機械を付けているので服ははだけて、胸はポロン状態。
それでも尿意があったりすると、血は垂れ流しでトイレも行くし、陣痛と陣痛の間で気を失うように爆睡。
そして、旦那に「腰!違う!ケツの穴!さぼってんちゃうか!こっちはずっと痛いのに!」と叫び倒していました。それでも文句ひとつ言わずひたすら押してくれていました。
あと、陣痛中の内診が痛すぎるし、どんどん『う○こ』が出る感覚になってきて、『う○こ出る~』と叫んいると、北野氏に『それは赤ちゃんだよ!!赤ちゃん降りてきてるんだよ!』と言われているのに、『ちがう~これはう○こ!!』と叫ぶ始末。
この辺から、いきみたくてしょうがなくなります。
いきみたくてもいきんではいけないのが、ものすごく辛かったです。
22時30分~子宮口全開~出産
いきむのを我慢し続けた結果、子宮口が全開になりいきみ許可がおりました。
私は、もう長引かせるわけにはいかないと死ぬ気でふんばりました。
たぶん踏ん張った回数は10回以下です。
なにがなんだかもわからず、美人北野氏は頭が見えたとかも言わず淡々と仕事をされており、たぶん腕突っ込んでおられたんだと思うけど全然痛くなく、淡々と事は進められていきました。
この人はゴッドハンドだなあと心の中で思っていたら、もういきまなくていいと言われて、助産師の数が2人増え、先生も登場しギャラリー増加。
『はあはあ』と呼吸を3分ほど続けたところ、赤ちゃんが出てきました。
いきみはじめて15分。あっという間でした。
目をぱっちり明けた赤ちゃんが見えて、私は「うおおおおお~!!!」と叫び、旦那は「うわっ!」と言っていました。
よく、鼻からスイカとか言いますが、出てくる時は全然痛くないし裂けたことも全然分からないほどでした。本当に全然痛くなかったです。
つまりそれだけ陣痛の方が痛かったってことですね。
出産後の気持ち
私は大量出血をしてしまい1500mlも血が出たそうです。そんな瀕死?の状態でも30分後には初乳を行いました。
頭クラクラしながらも、乳首を加えてくれる赤ちゃんを見て可愛くて可愛くて。この時の気持ちは忘れられません。
人生で一番の幸せな時間を味わえたように思います。
上手に吸っている自分の赤ちゃんが愛おしくて、世界中の人に感謝し、全ての人にありがとうを言いたくなるような、そんな気持ちになりました。
その後、LDRで朝まで眠ることになったのですが、興奮して眠れず。旦那にコンビニでおにぎりを買ってきてもらってそれをバクバク食べましたとさ。
以上、長くなりましたが自分の為の記録として書かせて頂きました。
一生忘れられないこの日のことを。
世界中の人にありがとう。
愛する旦那、罵倒されても文句ひとつ言わず付き合ってくれました。一緒じゃなかったら乗り越えられなかったと思います。
そして私の赤ちゃん、産まれてきてくれてありがとう。
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