待機児童問題で保育所増やす税金使うなら子育て世帯に毎月30万支給したらどうか

私は、政治にはそこそこ興味がある方で、テレビのニュースより国会中継を直接見たり、動画配信で見たりしています。
政治については旦那も興味がある人間なので、どうすれば少子化が解決するか？どうすれば子育てしやすくなるのか？とか議題は様々ですがよく話をします。息子が車で寝ていて渋滞している時とかね。

で、よくネタになるのが、何年もずっと問題視されている待機児童ゼロの話。

確かに大問題です。女性も働け！っていうのに保育園はいつまでたっても空きがない、ありえない話です。冗談じゃないです。

でも、保育士の賃金を上げるのが先決だとか、地域住民の反対で進まないとか、スパッと解決できない行政を見ていると、なんだか政治家とか行政って寝ぼけてんのかな〜と感じるのです。

待機児童対策で保育園が本当に必要なのは一体誰なのか？

私は大阪に住んでいますが、大阪も待機児童があります。私の多くの友人達は、ヘトヘトになりながら保活をしていました。

その中には、長年同じ会社で総合職として働いて、仕事が生きがい！みたいな女性がいます。バリバリ働いて絶対定年まで働きたいと頑張っています。

彼女の場合は、保育園に子供を入所させないと会社に復帰できないので保育園が必須です。

でも、そんな女性だけではありません。家計のため、教育費を貯めるためにパートに出たいと思っている女性もいます。

そして彼女も同様に、子供を預けるための保育園は必要です。

しかしながら、絶対に保育園が必要か？と言われたらそうじゃない。彼女は単純にお金が必要なだけ、お金さえあれば働かなくてもいい、お金さえあれば保育園に子供を預けなくてもいいのです。

つまり、待機児童問題の中には、働くために本当に保育園が必要な人と、お金さえあれば保育園は不要になる人が混在しているのです。

今こそ！子育て世帯にばらまく時じゃないの！

先ほど記載しましたが、お金さえあれば働かないし保育園に入れる必要もないと考える家庭が一定数います。いやむしろ結構な数になるんじゃないかな？

だから、お金を国が出してあげたらどうでしょうか？

そしたら働かなくて済むので保育園が不要になるし、保育園に空きもできるから本当に必要な待機児童に入ってもらえばいい。新たに保育園を作る必要もない。

つまり、保育園を建てるためにお金を使って、土地を使って、周囲の人間の理解を得るために労力を使い、市町村が途方も無い人件費を使い、保育士をかき集めるのにも一苦労、毎年毎年莫大な税金を保育園の運営費に投入するくらいなら、そのお金を個人家庭にばらまいた方が話は早いのではないでしょうか。

政治家は、バカの一つ覚えみたいに、とりあえず保育園というハコモノを作っとけばオッケー！待機児童ゼロという公約は入れとかないとダメだよね〜みたいな感じですが、もっと子育て世帯が何を求めているのかきちんと見極めてもらいたいです。

さっきも書いたけど、別にお金さえもらえるなら保育園に入れる必要がない家庭なんていくらでもいるんです。

私の元同僚はいわゆるキャリアウーマンです。でも彼女は電話でいつもこう言っています。

『このままフルタイムで仕事をして、資格の勉強して、育児もして、家事もして、うつ病寸前で睡眠薬をもらいに病院通い、体がおかしくなりそう。それなのに可愛い子供を預けてたくさん見てやることもできず、一体自分は何のために働いているのだろうか。本当は子供を保育園なんかに預けたくない、お金さえあるなら仕事を辞めてしまいたい。』

同じような女性は山のようにいるのでは？

政治家は保育園に子供を預けている家庭に一回アンケートでもとったらどうでしょうか。

”お金さえあれば働く必要はない、子供と一緒にいたい、すなわち保育園は不要だ”

そんな家庭がわんさかありますよ、きっと。

子育て世帯には毎月30万支給します。とかどう？

この待機児童問題について私と旦那が出した答えは、

”子育てに使えるネットポイント、もしくは金券を毎月30万円分支給する”です。

1人30万ではなく、各家庭に30万です。児童手当とは別、あと年齢は未就学児まで、もしくは3歳までとかにする。

私がこんなことを思ったのは、以下の記事を見てからです。

学習院大学教授で社会保障の専門家である経済学者の鈴木亘氏は、著書「社会保障の不都合な真実」の中で、東京23区の乳児にかかる費用は一人当たり月額50万円という試算を出している。

引用：待機児童は300万人超？ 園児一人当たりのコストは50万円？ 「保育園落ちた日本死ね」論争に終止符を。

つまり保育園を運営するために、子供一人当たり50万の税金が使われているってことらしい。これは東京での話なので地方はもう少し減るんでしょうけど。

こんなに税金が保育園に使われているなら、各家庭にばらまいた方が行政も楽なんじゃないの？

この金券は、保育園に預ける人は保育料に使えたり、オムツなどの日用品から、子供の衣類や食費、家族旅行費、祖父母に孫を会わせるために帰省するためのお金、ベビーシッター代、子供と一緒に過ごす時間を増やすためという名目で家事代行とか。

あとは、この30万を貯金しておいて将来の塾代や習い事にもできる。

とにかく子供が絡むのであればなんでもオッケーにするのです。

使えるものさえ限定すれば、バカな親がパチンコとかで使ってしまうこともない。

そしたら待機児童の解決だけではなく少子化対策にもなります。

・お金がなくて子供を躊躇している夫婦が子供を産めるようになる

・2人目はお金がなくて厳しいと感じている夫婦も2人目を考えるきっかけになる。

30万は極端だけど、それくらいやれば子ども増えると思うけどな。

私も30万くれるなら３人目産みますよ。

財源と、子育て世帯以外への理解

さっきも書いた通り、保育園で園児1人にかかる税金は莫大です。

でも新しく保育園を作ることを辞めれば、毎年必要となる保育園の運営費などが浮きます。そのお金がまずあるでしょ？

で、今回自民党が消費税を上げたら子育てに使うって言ってるからそのお金もあるでしょ？

それで足りるかなあ？わかりませんが足りなければ議員の給与減らしたり、無駄な団体とか潰せばいいじゃない。この辺は大阪で維新がやってることですから国を挙げてやればいいし。

ただ独身の方や子育てが終わった人、老人には知ったこっちゃない！って感じかもしれないし、日本は子育て世帯に厳しい風潮があるので、理解されるには非常に困難です。

でもね、考え方を変えてもらえればいいのです。

例えばよくある話。近所の公園で子供が遊んでいるとうるさい、そもそも嫌いだし迷惑だという大人がいます。

そういう人たちにとって、子育て世帯へ多額の税金がつぎ込まれるのは許し難い話でしょう。関係ない子供のためにフザケンナ！そう思われるでしょう。

でも忘れちゃいけないのは、子供は将来の労働力であり納税者だってことです。その子供がいなければ私たちは生きていけないかもしれない。

今の子供たちは、これから少ない人数で日本の借金を背負い、年金受給者、生活保護者、障がいのある方を支えていかなければならないのです。

だから、騒いでいる子供を見ても『うるせーな』じゃなくて、『頑張れ子供！今のうちに遊んでおけよ』くらい思ってくれてもいいのになと。

これは私が親になったので思うことですが。

とにかく子供が増えないと日本終わります。移民だらけになるなんて勘弁して頂きたい。

どっかの党の公約にあった”花粉症ゼロ”とかマジどーでもいい。私スギ・ヒノキ・ブタクサ花粉で半年は苦しんでるけどそれでもどーでもいい。

日本人の子供を増やすことは日本の安全を守ることの次くらいに大事で、大至急案件では？

最後に・・この話は素人が勝手に思った妄想話なのであしからず。