今、わたしは年子で2人の子どもを育てています。
これから年子シリーズで色々書いていこうかなと思っていて、今回はその第一回目。
上の子が5月生まれの男の子、下の子が翌年の11月生まれの女の子、学年も完全な年子です。
ちょうど上の子が生後9ヶ月の頃に妊娠したことになります。
詳しくは以下の記事に書いているので合わせてどうぞ。
さて、産後の年子育児がどんなだったでしょうか。
まあ想像通り大変。でもいまは少しラクになって生活リズムも整っています。
どうやって乗り切ったか・・我が家の経験話ですが書き留めておきます。
【産後直後】年子の関係はどんなだったか
産後直後のことについては、以下の記事に詳しく書いていますが、
産後の入院中、下の子と初めてのご対面した上の子は微妙な表情で笑顔もなし、久しぶりに会えたママに抱っこされることを拒み、翌日からは病室に入ることも拒んだりしていました。
その後も時々見せる上の子の不安そうな表情を見て「これはダメだ!」と思ったので、2人きりの時間をわざと作って売店まで歩いて行ったりしましたが、微妙な距離感が感じられました。
1歳半の頭の中で、この赤ちゃんは一体なんなんだ、どうしてママは家じゃなくてここにいるのか・・そんな風に必死に考えていたのではないでしょうか。
ただ、パパが一週間休んでくれてずっと一緒に過ごしていたので、結構楽しんでいたようです。またパパ自身の成長にもなったのでよかったかなと。
以下の記事はそこそこ好評でした。合わせてどうぞ。
【0ヶ月目】大変だけどサポートを使ってなんとか乗り切った
産後の1ヶ月は午前中はファミサポさんに来てもらって上の子を公園に連れて行ってもらい、夕方は別のファミサポさんに来てもらってお風呂や食事の手伝いをしてもらって自分の体を休めることを優先しました。
「産後に何故実家に帰らなかったの?」とよく聞かれるのですが、母親はフルタイムで働いているので帰っても意味がない。
ファミサポさんのお金については1時間800円だったので1日だいたい4000円、平日だけなのでだいたい8万かかりました。でも実家に帰ってもそれなりにお金を包まないといけないし、交通費だけで往復4万かかるし、妊娠中の検診の市の無料チケット使えないし、トントンだったかなあと。
#こんな記事も書いてます。
ファミサポさんの手厚いサポートと、よく眠ってくれる下の子のおかげで、なんとか乗り越えることができました。
が、その中でも授乳と寝かしつけでかなり苦労しました。
マトモに授乳できない
この時期に一番頭を抱えたのは授乳時間でした。
授乳しているとヤキモチを焼いて近寄って来て、下の子の口から乳首を離そうとしたり叩いたりするし、気になって気になって仕方がなかったみたいです。
なので上の子に反対側の乳首を吸わせたり、搾乳を哺乳瓶で飲ませたりして誤魔化したり、それでも授乳の邪魔をしてくるようなら録画したトーマスやyoutubeを見せていました。
完璧な育児は無理です。youtube見てもいいしミルクでもいいしね。
ただ、下の子に対する愛おしい気持ちも芽生えてはいたようで、産後1ヶ月たった頃にはくっついたりするようにもなりました。特にお風呂上がりとか。
ほんとたまにですけどね。
こういった愛情表現よりも叩いたり腕を引っ張ったりする方が多かったです。
寝かしつけが大変
旦那が残業して帰る日は1人で寝かしつけをするので本当に悲惨でした。
夜の闇に吸い込まれそうになるとはこのことかと。新生児と1歳半の子と私だけ。どうやって寝かしつけたらいいのか最初は全く分からなかったです。
まず一緒に寝かしつけることは無理です。下の子が泣いていると上の子は絶対に寝れないし、授乳するとヤキモチを焼いて泣いて嫌がるので一人一人順番に寝かせる必要があります。
まずは下の子を寝かしつけてリビングのベビーベッドへ。
そして上の子を寝かしつける為に別室のベッドルームへ。
本を読んで腕枕で一緒に眠ろうとしても、なぜか興奮してなかなか眠ってくれません。
下の子をリビングで1人にしているので私も気になるし、上の子に対して「早く寝てよ!」とイライラしてくるし、それが伝わるのか全然寝てくれず結局下の子が泣いて起きてしまう・・・
そして、ふりだしに戻る、カオス。
気が狂いそうになりました。
なので、最終的に私がやったのが車でドライブです。一番あかんやつですね。
でも2人眠ってくれたのでこの夜のドライブを3週間ほど続けました。
私の場合致し方なく車を使いましたが、やはりこの時期サポートは必要だと思います。おばあちゃんや旦那に早く帰って来てもらうのが一番です。
【2ヶ月目】年子ワンオペ育児が始まった
ついに産後のファミサポさんのサポートが終わり、3人で生活が始まりました。旦那は毎日残業で22時くらいまで帰って来ないので流行りのワンオペ育児です。
最初はどこへも行かずに引きこもっていましたが、結果的に上の子が眠れず私も気が滅入ってしまうし、ずっと家の中で3人で過ごすのは無理だったので、1月と寒い時期だったけど一週間のスケジュールをきちんと立てて午前中だけ外出するようになりました。
月 | キッズパーク |
---|---|
火 | 公園 |
水 | 子育てサロン |
木 | 園庭開放 |
金 | イオン |
下の子にあまり負担にならないよう、週に2日だけ近所の保育園の園庭開放や公園で外遊び
3日は屋内遊びでバランスよく上の子が楽しめるように工夫しています。
最初の頃は、いろんな場所に連れて行って失敗を繰り返して、うまくいかずに途方にくれたこともあります。
特に支援センターでは撃沈。この時のことはまた別の記事で書きますが、私が泣きながら帰ったという・・。辛い話になります。
外出から帰ってからは2人のオムツ交換して、食事とか片付けとかバタバタ動き回らないといけないし、相変わらず上の子は授乳中に下の子を叩くし、すぐに昼寝してくれないし、私も寝てないから眠いし、最終的に2人が同時に泣き始めるとどうしようもなくなります。
この時期はあんなに大好きだった上の子を叩いてしまって自己嫌悪に陥り、トイレに逃げて耳を塞いだり、「だれか助けて」と叫びながら子どもと一緒に泣いたこともあります。
モーツアルトかけてみたり、若い頃好きだったバンドの曲を流したり、はたまた、録画の漫才や吉本新喜劇を付けて気を紛らわせたり(苦笑)
自分がマトモでいられるよういろんなことを試しました。
でもダメでした。
疲れも溜まり、眠れず、このままでは精神崩壊する・・危機感を感じて、1ヶ月限定で旦那に16時に帰って来てもらうことになりました。
【3ヶ月目】16時まで1人で頑張る
旦那が16時には帰ってくることになり『とにかく16時まで頑張ること』それだけを目標にしたことで、精神的に不安定になることなく毎日を過ごすことができるようになりました。
夕方から夜って長いので、その重荷から解放されたのが良かったのかもしれません。
もし非協力的な旦那だったらと思うとゾッとします。
虐待してしまっていたかも。追い詰められて鬱になっていたかもしれません。
【4ヶ月目】ひと段落、ようやく年子らしい仲睦まじい時間が増えた
午前は外出、午後はお昼寝や室内遊び、夜はテレビとお風呂・・・そのサイクルで慌ただしい毎日を過ごし、ついに下の子が4ヶ月に。
春になり暖かい日も増え、着るものや持ち物も減り、下の子は首が完全に座っておんぶができるようになり、育児がものすごくラクになってきました。
外出時
冬のスケジュールから少し変更して、毎日保育園の園庭解放をハシゴしています。
下の子をおんぶすれば、上の子を思いっきり抱きしめてあげることもできるし、危ない時はすぐに止めに行ける、一緒にお砂遊びもできる、少し前と比較すると本当に外出がラクになりました。
家で遊んでいる時
家の中では、上の子が遊んでいる姿を下の子はうつ伏せでずっと目で追っています。それが刺激になっているようであまり手がかかりません。
また、上の子も下の子のことが可愛くて仕方ないようで、遊びの途中で寄って来てはキスをしたり、頭をなでなでしたりしています。
とにかく距離が近い。
まだまだ危なっかしいので側にいないといけないけど、愛おしい気持ちがあるのだと思うのでその気持ちを育てていきたいなと今は思っています。
授乳はまだ少し大変です
まだ授乳中は少しイライラして叩いたりするときがあります。でも毎回ではなく、1日1回あるかないか。何かを思い出したかのように不意に寄って来て叩きます。
その時は必ず『痛いからだめ!!』と私が怒るので、『へ?』みたいなとぼけた顔をしたり、泣きながら抱きついて来たり。
授乳はどうしても許せないようです。
お昼寝の時
お昼寝については少しコツが必要ですが、2人とも同時に眠ってくれます。
上の子がもうそろそろ眠りそうだな・・・と思った瞬間に下の子を添い乳で授乳すると、上の子も布団に勝手に入って来ます。
そして必ず下の子の横にきて手を握り始めます。
その手を顔に近づけたり、腕を絡めてみたり、くっついたり、「どんだけ妹が好きなんあんた!」と言いたくなるほどイチャイチャしていて笑えます。
ちなみに私の横に誘っても来てくれません(笑)
最終的には2人で手を繋いだまま眠るのがいつものパターン。
毎日これです。
下の子もその状況に慣れて、手を繋がれると添い乳していなくても勝手に寝てます。すごい。
年子はいつまで大変なのか?
私が4ヶ月育児をしてきて分かったことは、とにかく最初の3ヶ月を乗り越えるとひと段落するということです。
首が座り、おんぶができ、外出にも慣れ、上の子の赤ちゃん返りもひと段落してお兄ちゃんらしい行動が増えてきます。
最初は上の子も下の子も3人の生活に慣れていないので、大変で当たり前。
とにかく日々工夫しながら改善を繰り返すことで、年子育児はラクになっていくと思います。
また、周囲の助けも絶対に必要だと感じました。ワンオペでどうにかなるものではないので、助けがないなら行政のサービスも使うといいと思います。
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