私が付けている結婚指輪は、俄の『笹舟』で旦那とペアリングです。
ずっと『俄』に憧れていたので、二人で選びに行って『笹舟』というデザインを選んだ日のことは忘れられない思い出です。
指がコンプレックスの私でしたが、そんな私にも似合う指輪でした。感謝しています。
また、俄で頂いたパンフレットには『人』と『我』と書いて、『俄』。あなたとわたし、愛する人をつなぐ輪であるようにと願いをこめてと記載されており、素敵なブランド名。
お値段も10万から20万弱の範囲内で購入できます。
というわけで、今回の記事では、この『俄』のリングについての詳細を書いていきますね
『俄』のコンセプト
俄というブランドは、京都で生まれたブランドです。
私達が店舗へ行った際には、指輪の熟練の職人さんが一つ一つ丁寧に作っているという説明を受けました。
毎日付けるものだから、ストレスのないよう、指にマッチするような形で作られており、日本人にしか分からないデザインの良さがあるとのことでした。
確かに、私の同僚は外資の高級ブランドの結婚指輪を買っていましたが、最近付け心地が悪いと言っていたのを覚えています。
私は普段アクセサリーをそんなにしないし、指輪なんて一切付けないし、できるだけ負担が少ないものを選びたかったんです。
そして、日本の和の心、伝統、職人の技、ものすごく惹かれました。
『俄』のリングの意味について
さて、『俄』のリングには意味があります。
日本人がもつ独特の美意識をリングに反映させており、一つ一つにストーリーがあります。
例えば私達夫婦が選んだのは『笹舟』ですが、笹の葉を折り組んで作った笹舟をデザインした結婚指輪です。
『笹舟』のリングとその意味
ストーリーは、
波に揺られ、二人、どこまでも
これからの人生を航海に例え、穏やかな海をふたりの力を合わせて漕ぎ出すイメージをリングに反映されています。
田舎で育った私は小さなころによく笹舟を作りました。
川から流して、海まで出て、その先はどんな世界なんだろう・・・とものすごく遠い世界のことを考えて自分がものすごく小さく思えたことがありました。
そんな思い出と、『波にゆられ・・どこまでも』というストーリーにものすごく共感して、私たちはそんな夫婦になるんだろうな、そう思って『笹舟』で即決しました。
友人に『笹舟』にしたよと言ったら、「あんたにぴったりのストーリーやな」と言われてうれしかったです。
どんなカップルにでも合う、ぴったりのストーリーの指輪があるはずです。
その他のリングの意味
他にも様々なリングがあります。
例えば以下は私が一瞬だけ迷ったリングの3つです。
リングの意味に合わせて、デザインも作られており、日本のすばらしさ日本人にしか分からない情景が浮かんできます。
『この指輪の価値が分かるのは日本人だけだ』そう思いました。
以下は頂いたパンフレットです。
店舗に行けば頂けるので、一つ一つの意味とリングの写真を見ているだけで幸せな気持ちになれちゃいますよ。
『俄』のリングケースについて
さて、リングケースにも和のこだわりがあり『私日本人で良かった・・・』そう思わせてくれます。
リングケースは純白の陶器で作られており、桐の箱に入っており、赤い真田紐で丁寧に結ばれています。
桐の箱は、日本人が昔からお祝いのものや大切な物を入れておくためのものです。
そして真田紐は、安土桃山時代からあり、茶道具の桐箱の紐や、刀の下げ緒、帯締めや帯留用の紐に使われてきた、伝統のもの。
日本の伝統に、自分たちの指輪が包まれていることは非常に感動的です。
陶器の入れ物も重々しさがあり、とても美しいケース。
結婚式は教会式で行いましたが、日本人だからこそ指輪は『俄』で買ってよかったと心から思っています。
さいごに、私の指のコンプレックスとリング
私の指はコンプレックスだらけでした。小さいころから自分の爪と指が嫌いでした。
でも、私の父と母は『この指と爪は機用な人という意味なんだよ』と何度も言い聞かせて育ててくれました。
そんな父が、死ぬ前に病院で私の指をさわりながら『女の子なのにすまんかった』と言ったことが忘れられません。
でもね、私の指でも似合う指輪を買ってもらうことができました。だから幸せですよ。
笹舟と一緒に、幸せな人生を送っていけますように。
コメント