病院が老人だらけなのに政府はベット数減らすらしい。子供はどうなるの?

子育て

この1年半、息子を産んでから病院に連れて行く回数が増えました。

その度に思うことがあります。

お年寄りが多すぎる。

 

今日の記事は、非難されるかもしれないけど書くことにしました。

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病院にきている一部のお年寄りのの方の目に余る発言を聞いて

これは私の体験談です。嘘でもなんでもない実話です。

 

まだ息子が生後6ヶ月の頃、目やにが大量に出てきて目が開けられないほどになったことがあります。何かに感染したようで目も真っ赤。

私は近所の眼科に電話をして急いで行くと、なんと2時間待ち。そして大量のお年寄りの方々が椅子を陣取っていました。

仕方ないので受付だけ済ませて一旦家に帰ることにしました。

家に帰ってからの2時間、痛そうにしている息子を見ていると、もう胸が潰れてしまいそうになる程苦しかったです。

ようやく2時間がたったので再度病院に行き、息子の名前が呼ばれるのをずっと待っていたところ、怒鳴り散らすお爺さんの声が聞こえてきました。

何事かと思いよくよく聞いてみると、何やらお爺さんは目の手術が必要なのに手術が2ヶ月待ちなので早くしてくれないのかと先生に怒鳴り散らしていたのです。

「2ヶ月も待たないといけないなら、こんな病院に来なかった」とか「バスに乗ってまで来たんだぞ!」とか「早くしてくれずに悪化したら責任取ってくれるのか」とか「ワシより程度の軽いやつもいるだろ、順番を変わるよう言ってくれ!それまで帰らない!」

これを延々と20分ほど言い続けていました。

 

その間、息子は目が痛くて泣いている・・・

 

自分のことなら我慢できます。でも息子のこととなると無理。やり場のない腹立ちを抑えるのに必死でした。

 

 

続いての話。これも悲しいけど実話。

先日息子が40度の高熱を出しました。その日は日曜だったので病院の救急専用の待合室に通されました。

そこでまたイラついているお爺さんが待合室で貧乏ゆすりをしている。待たされて限界がきたのか看護師さんをわざわざ待合室によび、「持病の血圧が上がったのに薬がなくなった、薬をたくさん出してくれないからだ!これ以上待ちたくない、いつもの薬だから早く出せ!」と言っていたのです。

もう笑うしかありません。

そもそも血圧高くて薬が無いと不安なら、無くなりそうになったら平日に取りに行けばいい話、そしたら救急の時間に来る必要もないし、看護師さんを困らせることもない。

 

で、その続き。

救急病院で見てもらって熱はすぐ下がったのですが、咳だけが2週間近く止まらないので、咳を強みにしている結構有名な先生がいる耳鼻咽喉科へ行ったのです。

いつものようにお年寄りでいっぱいです。

そして、近くに座っていたお爺さんが、知り合いの人に出会ったみたいで、お互いの症状を言い合っていたのですが、信じられないことを言っていたのです。

「耳を蚊に噛まれて痒いから薬をもらいに来たんだよ」

・・・・

 

まず言っておくことがあります。誰しもが病院に行く権利があります。当たり前です。

 

でも、これからどんどんお年寄りが増えて、それに比例するように病院はパンク状態になるのではないでしょうか?

それって子育て世帯にとって、とてつもない不安なことです。

子供は病院に行っても、蚊に噛まれたお年寄りや、キレているお年寄りのせいで、待たされ、結果的に悪化してしまって、入院しなければならないほどになって、それなのにベッドはお年寄りだらけで空いてなくて、どこにも受け入れてもらえずたらい回し・・・。

そんなことを想像してしまったのです。

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病院がこれから足りるのか調べてみたら、とんでもない話になってる

気になるので病院が足りているのか、今後医師の数などを増やす予定があるのか調べてみました。

まず2025年問題。知っている方も多いと思うけど、団塊の世代が75歳以上になる年が2025年なのです。

どんな問題が起きるかというと、以下の通り。

「これから10年間で、日本の人口は700万人減ります。15歳~64歳の生産年齢人口が7000万人まで落ち込む一方で、65歳以上の人口は3500万人を突破する。

2025年の日本は、団塊の世代が75歳を超えて後期高齢者となり、国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という、人類が経験したことのない『超・超高齢社会』を迎える。これが『2025年問題』です」(前出・松谷氏)

引用元:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48254

つまりだ、とにかく高齢者が爆発的に増えてしまうのが2025年。

 

病院も医者も大量に必要になるのは当然のことです。

 

それなのに政府が何やろうとしてるかご存知ですか?

私はこの記事を見て目を疑ってしまいました。

 

国の医療費がパンクするから、とりあえず日本にある病院のベッド数を1割(20万)減らしちゃおー!

 

これが2025年問題を解決するための目標なんだそう。

 

私が見た元ネタ記事は日本経済新聞の記事です。「2025年問題 病院」で検索しました。

手厚い医療を必要としていない30万~34万人を自宅や介護施設での治療に切り替える。高齢化で増え続ける医療費を抑える狙いだが、実現のめどや受け皿になる介護サービスの整備にはなお課題が残る。

引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS15H75_V10C15A6EE8000/

つまり、高齢者が増えたら医療費という税金が大量に必要になるから、強制的にベッド数減らして入院できなくしちゃえーって話。

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おいおい、子供が病気になったらどうなるんすか!

これヤバくないですか?

 

もし子供が手術とか必要な病気、例えば・・・そうですね盲腸にしときましょ、子供が盲腸になったとします。

急いで、痛がる息子を抱えて病院へ行きます、親なんだから必死で病院へ行きますとも。

でも、ベッドが老人でいっぱいで空きがないので他当たってくださーい!って言われる可能性があるってことなんです。

でどの病院も順番待ち。

 

そんなことになる時代が来るかもしれないってことではないでしょうか。

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解決方法はあるのでしょうか・・。

私はこのことを主人に話しました。

で、2人のちっぽけな脳みそで必死で考えた結果、解決方法が3つ出て来ました。

 

 

●病院は、病気の深刻度+子供か老人かを加味して優先順位を決める。

●お年寄りの医療費を上げる(蚊に噛まれたとかで行かなくなる)

●医療に財源をつぎ込む

 

 

行政はベッド数を単純に減らして増える老人の医療費を浮かせようとしています。でも若い世代にもそのしわ寄せが来ます。子供が病院で見てもらえないのは仕方ないことなのでしょうか。

そのあたりをどうしていくおつもりなのかと厚生労働省の資料を探したのですが・・・見つけられませんでした。

コメント

  1. そん子 より:

    ベッド数を減らすっていう政策は知っていましたが、急性期病院ではなく慢性期病院のベッド数を減らして介護施設、自宅療養へ移行して医療費を抑えるという形になるのかな、と思っていました。(具体的な政策を見ていないので間違っていたらすみません。)
    「盲腸で手術」なら何点と、保険診療の点数は全国一律で決まっていて、入院期間を延長すると病院にとって利益がマイナスになるため基本的に長期入院にはなりません。
    そのため、手術を要するような状態の方が入院する急性期病院のベッド数や回転率は現状のままかな、と。(眼科受診された病院が総合病院なのか個人のところかわかりませんが、1日に行う白内障などの手術数は病院によって手術枠が決まっていますので半年待ちなどありますが、緊急を要する場合はその日の白内障など待てる手術は時間を後回しにして対応します。総合病院の場合は、他の病棟の空きベッドに行ったりするのでよっぽどじゃないと満床でたらい回しにはならないかと)
    ただ、慢性期病院のベッド数を減らしても記事にあるように受け皿になりうる介護施設のハコモノ、そして過酷な労働環境に見合わない低賃金の介護士の数も足りない。介護施設に入れず自宅療養になったら家族の負担。現役世代の介護離職(納税額の減少→介護が終わった後の再就職困難→生活保護の増加)、最近は出産時年齢も上昇しているので育児と介護の二重苦といった問題も出てきますし、ただ単に「ベッド数を減らしたら医療費削減できる!」って単純な問題じゃないでしょって思います。
    それこそ子育て世代が親の介護の負担を考えると2人目、3人目の子どもが産み辛くなっていって結局少子化とか。。
    難しい問題ですよね、ただ、私も継続的に通院が必要な治療を除いての外来受診の医療費負担は高齢者1割じゃなくて3割負担でいいんじゃないかと、、、財源も枯渇しますし、診療時間の問題もあるので。

    数日前にエラーになったので、同じ内容のものが投稿されていたらすみません(>人<;)

    • 田中ママ田中 より:

      そん子様
      すごく詳しい方なんですね。なんだか適当な記事書いて恐縮です。きちんと調べもせずただ不安だけを書いてしまって。
      ただ、ベッド数うんぬんもありますが、そもそも高齢者が激増するわけで病院はパンクするような気がします。
      今の段階でも小児科とか以外だと老人だらけで待ち時間がすごい。確かに3割負担にしたらいいと私も思います。
      またそん子さんの言う通り、育児と介護の二重苦。言われるまで気がつかなかったけど、正直これが一番怖いです。
      親がお金を貯めておいてくれたら、ある程度サービスなども使えると思うのですが(あ、それも満足に使えない状態になるのかしら)
      うーん。闇が深すぎる。

  2. そん子 より:

    確かに高齢者の絶対数が増加すれば救急の患者さんも増加しますね…それだと入院期間に関わらずパンクの可能性大ですね(>_<)

    実母が介護系の仕事をしていたり、義母が昨年まで自宅介護されていて、空き待ちでしばらく施設入所できないとか聞いていたので少し調べたんです。
    自宅介護、訪問サービスがあると言っても本当に大変だと思います。
    多分近い将来私たちが介護するくらいになるころには介護施設には空き待ち数十人単位になっていて、訪問サービスもまともに使えないとかでそれこそ介護離職になるのかなーと漠然と考えています。

    • 田中ママ田中 より:

      そん子さま
      お返事ありがとうございます。
      色々大変な中調べたりされたんですね、私は全然ちゃんと調べてなかったです。
      本当に自分の親にもしものことがあったら不安でなりません。どうしても介護サービスを使うしかないですし。私の親は子供にもし迷惑かけないといけなくなったら自分で死ぬとか言ってますし。
      なんだかもう辛すぎますね。

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