私の旦那は育児に協力的です(協力的になりました・・かな)
仕事から帰ったら1歳8ヶ月の息子とプラレールをしたりブンバボーなどの幼児向け音楽をかけて一緒に踊ったり。生後1ヶ月の娘を抱っこしてあやしてくれるし、2人のお風呂も入れてくれます。
また、私自身が慣れない二人の育児で狂いそうになった時、定時で帰ってきてくれたり。
本当にありがたいです。
でも、こんなに積極的に育児に参加して、私の辛い気持ちを受け止めて口だけじゃなく本当の意味で理解してくれるようになったのは最近のことです。
旦那は育児の辛さが分からないので休日は自由です
うちの旦那はスマホゲーム(モンスト)が大好きで、子供が居ても一時期延々とやっていました。だから、モンストの会社潰れて欲しいと思うほど憎んでました。
最近は育児を頑張ってくれているので以前みたいに延々とやり続けるようなことはなくなりましたが、当時は本当に嫌で嫌で仕方なかった。
自分のことよりも子供が第一優先で、頭の中で次やることをいつも考えている私との差がありすぎて、最初はどう説明していいかすら分からなかったです。
自分の着替えもしたい、眉毛くらいは描きたい・・でも自分のことは後回しです。それを偉いなんて思わない、当たり前だから。
それに比べて旦那は土日になれば朝から録画したテレビを延々と見ている。片手にはスマホでモンスト。私はずっと動きまわっているのに。
だんだん旦那のことが嫌にもなっていきます。
だから私はどんなに育児が大変か旦那に言い続けました。テレビ見るなら子供と遊んで欲しいとか家事を手伝って欲しいとか。
私も伝え方が下手で何度も喧嘩になりました。
本人は育児やっているつもりだと思うけど、私から見たらまだまだ足りなくて。
言葉だけで、人のやっていることの大変さって理解できないんだなと悟りました。
私は母になる前は、育児が辛いという女性を馬鹿にしていた
さて、そんな私も母になる前は育児の大変さなんて知りもしませんでした。
そりゃそうです、体験しなきゃわからない。
体験しなきゃ分からないにも関わらず、「育児辛い、旦那が育児をしてくれない」と言って嘆いている女性のことを小馬鹿にしていました。
いやいやあなた家にいるじゃない、仕事しなくていいじゃない、通勤もないじゃない、可愛い子供と一緒に過ごせて何が不満なの?時間がたっぷりあるのにうまくやれないなんて要領悪すぎ!とまで思ってました。
育児?いいなあ?ラクそうで。ママ友って何それ必要なの?みたいな。
そうなんです。私は最低、彼女たちを馬鹿にしていたのです。
自分の知らない体験したこともない世界なのに。本当に無知は恐ろしい。
仕事の方が大変とか育児の方が大変とかそんな低レベルの次元で生きていません。
ただ、仕事も経験しないと辛さが分からないのと同じように、育児も同じように経験しないと分からないはずなのに、なんとなく家にいてラクそう・・と、イメージだけで判断していました。
私は育児を経験して、何が辛いのかよくわかった
育児の辛さ、今2人を育ててみて分かりました。
毎日ほぼ同じことの繰り返しで、それがスムーズに思い通りに進まないことが育児の辛さなんだと思います。
子供に食事を食べさせるとか、母乳をあげるとか、オムツを変えるとか、泣いたらあやすとか、汚れたものを拭くとか、そんなことをずっと繰り返していてインスタ映えなんて遠い世界にいます。
インスタにアップするとしたら子供の笑顔、でも、そもそも写真に撮れなければ自分しか見ていない訳で誰にも共感してもらえない。
もし写真が撮れてもせいぜい旦那や親に見せるだけ、すごく小さな世界で完結してしまうのです。
それだけならまだしも、相手は言葉で会話できません。机に登ったら危ないよ、下の子を叩いちゃダメだよ、通じているのか通じていないのか・・全然私の思うようにしてくれません。
イライラするし、どうしたらいいか分からず途方に暮れてしまうことがあります。
特に下の子が生まれて子供が2人になってから私の頭が狂いそうになることがあります。
自分のご飯が夕方まで食べれなくて私がガス欠を起こしてしまう、体だけでなく精神も少し崩壊します。
2人の鳴き声大合唱のときは「誰か助けて」と泣きながら叫びました。
終わってもまたやることが増える、エンドレス。
頭がもうろうとしてきます。深い闇に吸い込まれそうになる、こんな感覚は味わったことがありません。
でもそんな時間ばかりではありません。必ずホッとできる時間がやってきます。それは2人が同時に眠った時。ようやく自分の時間ができます。
私は二人の寝かしつけに成功した時、心の中で『よっしゃー』と叫びガッツポーズをします。でもそれも寂しいんだけどね。仕事なら「お疲れー」って言ってもらえるじゃない。
まあ、今はそれは良しとしましょう。一人の時間ができました。家事なんてやりません。
ここで9割は食事をとり、コーヒーを飲み、ソファーで横になって仮眠をとります。
では残りの1割は何をするか・・
私はママでもありますが社会に生きる女性でもあります。だからその社会に生きる自分を取り戻す行動をします。
私はパソコンを触ります。頭を使ってキーボードを叩く。それが今までの私の姿でそれで自分を取り戻しています。
ブログを書くことは自分を取り戻し、私が社会と繋がれる手段であり、まだ私は社会の中で生きる一人なんだと思えるのです。
旦那は自分で体験して育児の大変さを理解してくれた
つまり、私は子供ができるまでは育児なんて楽勝って思っていたのに、実際に経験して大変だと気が付いたんだから、旦那にも同じように経験してもらうしかないと思いました。
つまりショック療法しかないと。
なので、二人目出産時の入院中、旦那が1歳6ヶ月の息子を見ることにしたのです。仕事は休めるよう調整もしてもらいました。
さて、結果はどうだったでしょうか?
旦那は自分の食事の準備すらできず、カップラーメン一つ作れず、私が息子のために手作りしたおかずをチンして皿に盛り付けすらできませんでした。
で、旦那はどうしたでしょうか?
彼の言葉はこうです。
『朝からちょろちょろ動き回るからとりあえず車に乗せて、コンビニやガストで朝ごはんを食ってる』
とのこと。なるほど。
そして昼ごはんももちろん外食。
私たち母親から見たら外食の方が大変そうに見えるけど、旦那的にはそっちの方がラクだったそうで・・。
私が、レストランで落としたものはきちんと拭いてから出てきたか、ちゃんと息子にエプロンはしてあげたかと聞くと、
『テーブルも床も散らかし放題で俺は一切手を出していない、俺は俺の飯を食い続けただけで、こいつはこいつで好きなように手やスプーンで散らかしながら食っただけ。』
と偉そうに言うのです。ドヤ顔です。
もう笑うしかありません。
午前か午後は私が指示した通り、公園や雨ならショッピングセンターのキッズコーナーで遊ばせたりしていたみたいですが、相当疲れたようで、昼寝をするときは一緒に昼寝、夜お風呂から出たら一緒に20時に寝ていたそうです。
私が、まさか部屋散らかしてないよね、ゴミ出ししてるよね?と聞くと『俺は疲れているんだ!』と反撃する始末(笑)
お茶も沸かすことすらせず(正確にはできなかった)毎日ペットボトルのお茶を買っていたようです。
当然家は散らかり放題。
ただし、洗濯物は仕方なく回していたようです。でもうちは乾燥まで一気にできるドラム式なのでたたむだけです。でもそのたたむことも放棄していたようです。
そして、入院中に毎日夕方お見舞いにきてくれていたのですが、いつも以上にしゃべるしゃべる。きっと大人と話をしていない反動なのでしょう。
この人こんなにお喋りさんだったかしら?と私。見ていて笑えます。
息子がこんなことしたあんなことした、こんなことできた・・ニュースでこんなことがあった・・・。そんなたわいもない話を私にたくさんしてくれました。
第二子出産の入院中に、育児を24時間5日間誰の助けも借りずにやり遂げた旦那は、以前よりもはるかに育児に積極的になってくれました。
旦那自身も息子と二人っきりでも大丈夫だと自信が持てたようです。
育児って大変だねなんて口にしたりする旦那ではありませんが、そのことは心の底から理解したようで私への言葉かけなどが明らかに変わりました。
そして、魔のガス欠が起きる夕方ごろに『辛い助けて』とメールしても、理解して早く帰ってきてくれるし、帰ってからは私が何の指示もしていなくても、食事やお風呂や寝かしつけまで全部協力してやってくれるのです。
そういえは最近、旦那がモンストをしている姿を目にしていません。そんな暇がないとわかっているからでしょうか。
やはり、身をもって経験すること以上のことはないのでしょう。
旦那が育児に非協力的だったり理解してもらえないと悩まれているお母さんは、2日ほど旦那に子供を預けてみては?
ショック療法、おすすめです。
コメント
本当に、経験していないことを言葉で言われても伝わらないのでしょうね〜
わたしの夫は恥ずかしながら家事に関して言えばわたしより手際よく、自分が情けなくなるのですが、それでも、上の子の保育園へ送り、通勤をし、帰って迎えに行き、夕食を食べさせて大きいお腹で(ここポイント)お風呂に入れて決まった時間に寝かせる…
という苦労は、なかなか伝わらずにもどかしいです!
スロウ様
本当に経験が全てなんだと今回の件で身をもって分かりました。今まで口で言って喧嘩してきたのは無駄だったかもしれません。
旦那さん、家事上手なんですね、うちは風呂洗い以外はしません。手際いいなんて羨ましいです。
働きながら妊娠しながら子育ての3つ勢ぞろいしてますね!それは想像しただけで私無理です・・。お手上げです。
それを伝えるのは難しいですよね〜。妊娠中の辛さは経験者にしか分かりませんよね。
11ヶ月の息子を育てています。まだひとり目です。田中さんの文章は、自分が頭の中でモヤモヤ〜っと感じていたことをはっきりと言語化してくれてスッキリさせてもらっています。私も仕事と自分最優先で暮らしていた産前、子持ち女性のいろんなイライラ発言を馬鹿にしていた点がありました。自分はキャパが大きく穏やかだなと偉そうにしていました。が、、、いままさに彼女らと同じ状況に立ち、あー、こういうことだったのね、みんなが嘆いていたのは。と、過去の自分を恥ずかしく思っている最中です!笑 働き方や生き方の多様性について優しくなれたような気はします。
読者さま
コメントありがとうございます。お返事が遅れて申し訳ないです。
文章褒めていただいてすごく嬉しいです。はずかしー!
これからも頑張リマス!
本当に、育児って自分がやってみないと分からないですよね。一人で優雅にご飯食べることがどれだけ有難いかなんて思いもしませんでした。
私もいろんな人に優しくなれた気がします。
まだまだ母として足りないですが、頑張っていこうと思います。
お互い大変ですが、なんとかやって行きましょー。
こんにちは!
ipアドレスって何だろ?と思った所からこちらのブログに辿り着きました。
私も働きながら3人子育てしてるのでお気持ちとても分かります。
特に1人の時間のくだり、とっても分かる!
そしてやっと寝かせたと思ったら子供が泣いた時のガッカリ感と言ったら…
我が家の父親も3人目にして私の仕事が忙しくなった事でやっと子育てに協力してくれる様になりました。
男性は父親になるまでに本当に時間がかかりますね。
この記事ではありませんが、IT系の記事がとても分かりやすく参考になりました。
他のどの記事より素人にも分かりやすかったので、本当にプロの方なんだなと感心しています。
特に著作権絡みは、クリエイティブ系の仕事なので納得出来ることが多かったです。
あまりこう言ったコメントをする事が無いのですが、分かりやすさに感心して思わずコメントしてしまいました。
長くなってすみませんでした。
これからも子育てにブログに頑張ってください!
追伸 因みに私も育休中はがるちゃん民でした
ナカタさま
コメントありがとうございます。
読んで褒められたことがすごく嬉しくて旦那に自慢しました(笑)
旦那にしか自慢できない・・・狭い世界で今は生きております。
本当に男性は父親になるまで時間がかかりますよね。でもお互い協力してくれるようになって良かったですよね。
そうならないパパもたくさんいるみたいなので。
また、IT系の記事読んでいただいて光栄です。IPアドレスの記事は私の本業なので褒めてもらえると嬉しいです。
クリエイティブ系のお仕事をされているのですね、それだとネットで著作権侵害されることも多いご時世です。
第一発信者になることを辞め、パクリを仕事にしている人もたくさんいます。ぜひ負けずにお仕事頑張ってください。