キュレーションサイトが増えすぎてウザイ。著作権は守ってくれないのか

最近、いや・・だいぶ昔からですが、キュレーションサイトが乱立しており本当にウザイです。先日ヤフーニュースからリンクを辿った結果新たに出来たと思われるキュレーションサイトに辿り着いてしまい、あまりの中身の無さに呆れてしまいました。

旦那と昨今のWEB業界について話をするのですが、キュレーションサイトは検索結果に表示されてもクリックしませんし、とにかく『まとめ系のサイト』は私たちは見ません。

人の記事や写真を引用しただけの薄っぺらな記事がほとんどであり、1記事数百円という激安料金で主婦やフリーターが必死で記事を書いていると風の噂で聞きました。

例えば、『名古屋のおいしいレストラン10選』という記事があったとしましょう。私なら絶対に見ません。行ったことないと思われる方がまとめた薄っぺらな記事を見ても時間の無駄だからです。

私の話になりますが、新卒で入社した会社はプロバイダーで、技術的なことを学ぶ傍ら通信関係の法律も学んできました。もちろん著作権についての知識もそれなりにあり、毎年12月にある『インターネットウイーク』の法律セミナーなど毎年参加していたので、一般の方よりは知っている方だと思います。

でも最近のキュレーションサイトを見て、著作権ってどうなっちゃったの?引用ってこんなに簡単にできたっけ?と思うわけで。

しかも私のブログの写真が無断転載されまくっており、今まで見つける度に削除依頼をしてきましたが、今とあるキュレーションサイトから削除依頼のメールを3回無視されています。

海の写真なのですが、一眼レフの高価なカメラをわざわざ汗だくで海外のビーチに持っていき、盗まれないようにロッカーを借り、雲が無くなって空と海が一番綺麗に写る瞬間を捉えた、時間もコストもかけた写真です。

それを軽ーい気持ちで無断転載し、削除依頼も無視するとか企業としてあり得ない。著作権は崩壊でしょうか?

怒りが噴火しそうです。いや、もうしてるか。

今日は、著作権とキュレーションサイトについて考えてみたいと思います。

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キュレーターさん、あなた本当に知ってるの?行った感想を書いているの?

キュレーションサイトってそもそもは、知識のある方がまとめて、それなりの付加情報がついてようやく価値があるものだと思います。

例えば、最近だと結婚式のムービーを作った時に非常に役に立ったのが『ムービーソフトのまとめ』です。

このまとめ記事は、一般的なブログですが著者の方が動画を作る仕事をされており、各ムービーソフトにどんな機能があってどんな使い勝手か、どういったムービーに利用するのがおすすめか等、プロの目線で記載されていました。

そういう『プロが書くまとめ』なら私はいくらでも見ます。

でも、最近よくあるキュレーションサイトはほとんど他人の記事の無断転載で知識のかけらも見受けられず、ゴミにしか見えません。パケットを使って開くにも値しないですね。

実は私はこのブログ以外にも海外旅行系のブログを持っており、月間30万PVあります。10代のころから海外旅行が好きで、写真や思い出や失敗談なども多くあり、全部ブログで記載してきました。

そんな私の血と汗の結晶である旅行写真は現在無断転載され放題です。特に2015年はひどかったですね。

その記事を見ていると『新婚旅行におすすめの海外スポット〇選』とか『ハワイに行ったら絶対行くべきレストラン〇選』や『タイの観光名所〇選』などに使われていますが、『〇選』の多いこと多いこと。

そして最後に「いかがでしたでしょうか?」とお決まり文句で締めくくられていました。

クズどもめ!!!

ぜひ「行ってみてくださいね」って、あんた行ってへんやんけ。

行ったのは私。

写真撮ったのも私。

その料理食べたのも私。

その景色見るためにコストかけたのも私。

著作権侵害していることも知らず、規約も読まず、ネット上にあるものはなんでも使っていいと思っているお馬鹿さんたち。

情報リテラシーのかけらもないのに、『ネットでライターやってます』と名乗っている方々がうじゃうじゃいますが恥ずかしい人たちですね~。

著作権について改めて確認してみました。

まず、WEB上の写真や文章には著作権が発生しており、引用する際は正しく行う必要があります。例えば、著作権者に許可を取っているならOKですが、私は一度も連絡をもらったことがありません。

では、キュレーションサイトの引用は著作権的にOKなのでしょうか。

例えばよくある例ですが、写真の引用とその写真の下に『出典』と書かれて引用したサイトのリンクを張っている記事を多く見かけますが、著作権侵害にならないのか順に確認してみたいと思います。

著作権法について

まず、以下の著作権法32条を見てみましょう。

公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
※引用:著作権法32条

難しいですね。

『目的上正当な範囲内』ならOKのようですが、キュレーションサイトは『目的上正当』なのでしょうか?

『正当な範囲』とは具体的に以下を満たす必要があるようです。

[1]主従関係
[2]明瞭区分性
[3]必然性
[4]出典明示
※参考:文化庁 著作権なるほど質問箱一般社団法人 情報処理学会:著作権に関するよくある質問

一つ一つの意味を確認してみましょう。

[1]主従関係

言葉の通り、『主』と『従』の関係がしっかり成り立った記事でないといけません。つまり、自分のオリジナルの記事がメインで、必要に迫られて引用するくらいならOKですが、全部引用しただけの記事は著作権違反です。つまり、よく見かけるまとめ記事は、写真はほとんど引用ですし文章も引用の事が多いのでオリジナルがメインとは言えないのでは?

[2]明瞭区分

どこからどこまでが引用したものなのか、「ここからここまでは引用していますよ」と、分かりやすく記載していないと著作権違反です。また、明瞭とは『はっきりと見分けられること』という意味になりますから、小さく文字を薄くして出典URLを書くのは明瞭区分とは言えないと思います。

[3]必然性

必然性があるということについてですが、どうしてもこの写真ではないといけないという理由が必要で、その理由と自分の言いたいことを書かないといけません。そんなことを書いたまとめ記事を見たことがないのですが。

[4]出典明示

『明示』とは『明らかに示すこと。はっきり示すこと』という意味になります。明瞭区分と同様の意味で私はNGだと思っています。

※こちらの記事も参考になります⇒毎日新聞QA:引用して利用する場合には、いろいろな条件を守る必要があります

つまり・・・

著作権の正当範囲である『主従関係』『明瞭区分』『必然性』『出典明示』の全てにおいて、キュレーションサイトは著作権を無視しているように見えます。

違反にならない例

もし、著作権侵害にならないよう配慮して記事を書く場合以下のような形になるでしょう。

■レストランの料理の写真(WEB上から引用したもの)
※出典:URL(小文字にしない)
■一言コメント
上記リンク先のブログで紹介されているこの写真は、とても綺麗に撮影されているので私のサイトで掲載させていただきました。
デートの時に参考にして彼女と行ってみたのですが、彼女も大変喜んでくれました。
興味のある方は以下のリンクから見てください。
■引用先リンク先とサイト名の記載

こんな感じならOKなんじゃないかしら?これなら私も文句はありません。

まとめ

そろそろ、キュレーションサイト無くなってほしいです。もう「写真の無断転載はしないで」と連絡することに疲れてしまいました。ネットユーザーとしても、知りたいことを検索する度に出てくるのでウンザリです。

現在はグーグルの検索結果で上位表示されていますが、それもいつまで続くことやら。

今年中には衰退するのではないでしょうか?

だってこのままだと、オリジナルを書く人がいなくなります。極端な話、まとめるための記事さえ無くなってしまうと思いませんか?

似たようなサイトも乱立していますし、まとめ記事の重複も多くみられます。キュレーションをキュレーションでまとめる時代も来そうですね。あほくさ。

またサイト運営者側に一般人として聞きたいのですが、グレーゾーンの仕事をしていて恥ずかしくはないのでしょうか??きっといい大学出たんですよね?そのために親に大金だしてもらったんですよね?

どんなに価値があって閲覧者数があってオシャレなサイトを作ることができても、私ならグレーゾーンな仕事をしているなんて、親に申し訳ないし友人にも恥ずかしくて言えません。

以上。

追記:DeNAのキュレーションサイトが抹殺されました。心からおめでとうございます。

タイトルの『万引き』に惹かれ即購入。悪はDeNAだけでない。底辺0.5円ライターだけでなくネットを使う人は勉強にもなるので是非

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