ブロガーで稼いで浮かれている方は、勝ち組なのでしょうか。

仕事

ものすごいタイトルですね(笑)

はっきり言って、ブロガーできっちり稼げるようになれば、それは間違いなく勝ち組だと思います。うらやましい話です。

 

私は、12年間会社員として働いてきました。朝は早く起きて化粧をして、通勤電車に乗って、嫌な同僚に耐え、たくさんの仕事に押しつぶされながら、仕事終わりに居酒屋に立ち寄ってビールを少々、「一日終わった」そんなオッサンみたいな生活を繰り返してきました。

実は2005年頃、つまり11年前にHPやブログを作って1年半だけボロ儲けしたことがあります。まだ今みたいにネットが普及していなかった時代ですね。

このままフリーランスでやっていけたら、実家に帰れるし、個人事業主でネットで稼げたらいいなと思っていたのです。会社員なんて毎日朝眠たいし日曜日が苦痛だしね。

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でもね、その後も長々と会社員を続けたのは、途中で稼ぎが0円になってビビったからです。

 

今、会社に行かなくてラッキーだと思っているブロガーさんに告ぐ。

その稼ぎが無くなったらどうするのでしょうか。

最近大学生や社会人経験の浅い方がブロガーとして生計を立てておられて「俺稼げてるぜ」みたいなことを書いている記事を見かけますが、リスクを知らないのは良いことでは無いと思うのです。(完全に妬みですね)

『毎日満員電車に揺られなくていい、旅行に行きたい時に行けるようになった、サラリーマンなんてやりたくない』そう思うのは悪いことではありません。

でも会社員は良い所もあるんです。

私もこれから会社を辞めてフリーでやっていくかもしれないので、会社員にしかない特権があることを今一度確認しておきたいと思います。

自分自身の確認の為でもあります。

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ブロガーには無い会社員であることのお金のメリット

まず正社員として会社で働く場合のメリットを確認しましょう。

若者たちよ!よく読むがいいさ!

とりあえず守られる

仕事がもし無くなっても正社員である限りお給料は出ます。デスクで暇だな~と思いながら仕事のやってるふりしていても、1時間抜け出しても、給与は出ます。

大企業だけでなく中小企業もベンチャーも時々暇な時期があるんです。職種にもよりますが、私はプロジェクトや案件が片付くと1か月くらい暇な時期がありました。

ブロガーさんは、Googleに嫌われたり、収入のアテにしていたアフィリエイト広告がクローズしたりするといういろんな不安要素を抱えていなければなりません。

自分に収入が無くなった場合のことを考えて、1年くらいは暮らしていけるだけの貯金をしておく必要があるかもしれませんね。

厚生年金である

会社員の場合、厚生年金を支払うことになりますが、老後に受け取る年金額は国民年金加入者の倍になります。

つまり、会社が社員の年金の半分を払ってくれているのです。私はだいたい厚生年金が2万くらいですが、会社も2万払ってくれていて、国に4万円納めていることになりますね。

ブロガーの場合、多くの方が国民年金になるかと思いますが、老後の為に会社員よりも多く貯蓄しておく必要があります。

そうですね、20代~30代なら月2万、40代以上なら月3万くらいは年金分として貯金した方がいいでしょうね。

退職金がある

私は今正社員ですが、このまま定年まで働いた場合、最低でも1500万はもらえるでしょう。総合職なのでもっと多いかも。分かりませんが。

私の知人の女性は、とある中小企業に定年まで働いて2000万プラス、確定拠出年金まで受け取っていました。

ブロガーの場合、この老後に受け取れるお金を貯蓄しておく必要があります。

2000万を貯めるには、1ヵ月5万の貯金を30年間続けなければなりません。

今のブログの収入で毎月5万貯金できますか??しかも継続して30年間。

貯めれるくらい稼いでいるならいいのですが

傷病手当金がある

会社員にあって、ブロガーにないもの。それは、病気で仕事を休むことになっても、健康保険から傷病手当金(給与の3分の2)が支給されるということ。

また、大企業やそのグループなんかだと団体保険に加入してくれている場合も多く、病気になったら残りの3分の1を補償してくれたりもします。

つまり休んでも給与が支払われるってこと。手取りが変わらなくなります。

私も妊娠による腰痛やつわりで休職していましたが、24万円の給与で手当金が16万円支払われ、残りの8万円は会社の団体保険から支払われていました。

まあ、ブログは放置していてもある程度お金は入ってきます。それでも確実にもらえるお金ではありません。

特に家庭を養っているブロガーさんは、自分が病気をした時に家族が食べていけるレベルの貯蓄をしておく必要があるのではないでしょうか。

失業保険がある

会社が倒産しても、リストラにあっても、とりあえず失業保険が受け取れます。

私の場合、雇用保険加入期間が10年以上で30代なので、7か月間、毎月13万円の給付金が受け取れます。

これはブロガーさんには無いものですね。

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ブロガーにはない肩書というもの

次に肩書き。

私はフリーランスになったら『ブロガーの田中です』になります。もしくは『専業主婦』ですって言えばいいのかしら?

保育園はママが働いていないと入れませんが、ママ友に『どこで働いているの?』と聞かれても『ブロガーです』って答えることになるのかしら?

でも、もし会社員なら『○○株式会社の▲▲部の田中です』って言えます。

できれば、会社員の肩書を言いたいという気持ちがあります。

また賃貸契約を結ぶときに『会社員』なら当たり前のように審査が通りますが、ブロガーはどうでしょうか?

しっかりとした連帯保証人が必要になってくるでしょう。また不動産業界の友人から聞いた話では、フリーランスは最低ランクになるそうです。

なんだかんだで、会社員の肩書って信用されるし有難いのです。

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人間関係の形成~すぐそばに仲間がいる

これが一番大事なことですが、人間関係を築くことが簡単にできます。人脈も苦労することなく出来るでしょう。

それに、腹立つことがあっても、家でビール飲まずに、同期や同僚を誘って飲みに行くことも出来ます。仕事が成功したら、チームの仲間と泣いて喜び合うこともできるでしょう。

こういった人とのつながりはものすごい価値があると思うのです。

もちろんブロガー同士のつながりもあるでしょう。

でもね、一緒に仕事をしている仲間ではないわけですから、連帯感はありません。

私は、休職や産休を取得して仕事をしなくなって、ラクできて最高!と思う反面、失ったものもたくさんあるなと寂しくなりました。

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いろいろ書いたけど

自分もブロガーとしてやっていけたらいいなと50%くらいは思っているので、全否定しているわけではありません。

でも、たかが20万とか30万くらい稼げただけで、仕事辞めるのは危険だってことです。

自分も肝に銘じて、今後会社員として仕事を続けるか、フリーランスになるか、ブロガーになるか考えていきたいと思っています。

PS:私は専業主婦になっても問題ないかもしれませんが、もうそんな時代じゃないのよ。

コメント

  1. より:

    はじめまして!
    共感の嵐だったので、思わずコメントしてしまいました。
    私もかなり昔からウェブ業界にいたので、最近ブログで稼げるようになったと、仕事を辞めて行く人を大丈夫!?と思っていたんです。

    私の周りにも十数年程前、ネットで月60万〜100万稼いでる人が数人いたんですが、とあるサービスが普及し、一気に稼げなくなったのを見てるので、特に家族を養っている人は特定のサービスに頼ってて大丈夫!?と他人ながら心配しています^^;
    余計なお世話でしょうけど(笑)

    • 田中ママ田中さん より:

      梓様
      コメントありがとうございます。WEB業界の方から共感していただけて嬉しいです。
      そうなんです、時代は変わるし今はスマホの時代ですし、キュレーションというまとめサイトに牛耳られて個人で稼ぐのは厳しい時代です。
      なんだかんだで会社員は最強です!

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